東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

 20日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では138.15円とニューヨーク市場の終値(138.19円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。ドル不足に傾きがちなゴトー日(5・10日)東京仲値への思惑と堅調な日本株も支えに買い優勢となり、138.37円まで強含んだ。ただ昨日高値138.39円が目先の抵抗水準として意識されると伸び悩み。仲値前に本邦輸出企業からのドル売りも出ていたという声も聞かれるなか、138.09円まで下押す場面があった

 ユーロ円は上昇が一服。10時時点では141.55円とニューヨーク市場の終値(141.36円)と比べて19銭程度のユーロ高水準。高寄りした日経平均は580円超高まで上げ幅を拡大するとリスクオンの円売りが優勢となり、141.76円までユーロ高・円安が進行した。ただ仲値にかけては141.50円付近まで上値を切り下げている。
 他、リスクオン地合いに後押しされて豪ドル円が95.59円、NZドル円は86.37円まで上値を伸ばした。こちらも仲値にかけて20銭ほど上げ幅を縮めた。

 ユーロドルは強含み。10時時点では1.0246ドルとニューヨーク市場の終値(1.0227ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の上昇に追随し、仲値付近のドル売りの流れにも支えられて1.0248ドルまでじり高となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.09円 - 138.37円
ユーロドル:1.0226ドル - 1.0248ドル
ユーロ円:141.30円 - 141.76円


(小針)
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