東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下げ渋り

 20日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。12時時点では138.11円とニューヨーク市場の終値(138.19円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。東京仲値後も本邦輸出企業からと見られるドル売りが持ち込まれ、137.92円まで下値を広げた。もっとも日経平均は600円超の大幅高、時間外の米株先物も堅調さを維持するなどリスク志向の流れは変わらず。クロス円の持ち直しと共に138円台を回復すると、一時138.22円近辺まで反発した。

 ユーロ円は下値が堅い。12時時点では141.44円とニューヨーク市場の終値(141.36円)と比べて8銭程度のユーロ高水準。仲値後のドル円の下げに引きずられ、141.17円まで下押しした。しかしながら、一巡後は株高を背景としたリスクオンの円売りが優勢となり、141.50円近辺まで切り返した。

 ユーロドルは12時時点では1.0241ドルとニューヨーク市場の終値(1.0227ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。高値圏での推移が続いたが、為替全般に円絡み中心の値動きのなかで方向感は出づらかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.92円 - 138.37円
ユーロドル:1.0226ドル - 1.0248ドル
ユーロ円:141.17円 - 141.76円


(小針)
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