東京外国為替市場概況・12時 ドル円、強含み

 22日の東京外国為替市場でドル円は強含み。12時時点では137.55円とニューヨーク市場の終値(137.36円)と比べて19銭程度のドル高水準だった。8時台に下げたところで137.00円に触れず、買いそびれ感が広がるなか137.60円まで反発した。来週には追加の大幅利上げ決定が確実視される米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催が控えており、日米金融政策の格差は依然として意識されているもよう。

 ユーロドルは上値が重い。12時時点では1.0195ドルとニューヨーク市場の終値(1.0230ドル)と比べて0.0035ドル程度のユーロ安水準。ドル円の上昇にも影響されてじり安な展開に。1.02ドルを割り込み、1.0191ドルまで下押しした。
 なお欧州中央銀行(ECB)は昨日、ユーロ圏国債市場の分断化を防ぐ債券購入プログラム「トランスミッション・プロテクション・インスツルメント(TPI)」を発表。その効果に対する懐疑的な見方もユーロの重しとなっているとの声も聞かれた。

 ユーロ円は下落が一服。10時時点では140.21円とニューヨーク市場の終値(140.52円)と比べて31銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが下値を試すと供に139.98円まで売られた。ただ大台割れから直ぐ切り返し、底堅い日本株を眺めながら一時140.30円台まで下値を切り上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.03円 - 137.60円
ユーロドル:1.0191ドル - 1.0231ドル
ユーロ円:139.98円 - 140.64円

(小針)
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