欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、買い一服

 21日の欧州外国為替市場でドル円は買い一服。20時時点では138.57円と17時時点(138.59円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。黒田日銀総裁が緩和策の継続を強調したことなど日米金融政策の格差を意識した動きが継続。時間外取引の米10年債利回りが高水準を維持したことも支えとなり、ドル円は一時138.88円まで上昇した。一巡後は節目の139円を前に利食い売りに押される形で138.50円台まで上げ幅を縮めている。

 ユーロドルは重い動きが継続。20時時点では1.0189ドルと17時時点(1.0196ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)の金融政策発表を控えた様子見ムードもあるなか、米長期金利の動向も重しとなり、1.0166ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は戻りが鈍い。20時時点では141.20円と、17時時点(141.30円)と比べて10銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドル同様に下方向を試す動きを見せた。ドル円の円安推移が支えとなり一時141.40円付近へ戻したが、一層の上昇につながらず失速した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.01円 - 138.88円
ユーロドル:1.0166ドル - 1.0231ドル
ユーロ円:140.58円 - 141.59円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。