欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、一転下落

 15日の欧州外国為替市場でドル円は一転下落。22時時点では138.57円と20時時点(138.69円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。6月米小売売上高や7月米ニューヨーク連銀製造業景気指数などが予想より強い結果となったことを受け、米10年債利回りが一時2.96%台まで上昇すると、つれて138.90円台まで買いが入った。もっとも、同時に公表された6月輸入物価指数が予想比で下振れたため、米長期金利は2.90%台まですぐに低下。買い戻しの勢いも長続きはせず、138.51円の安値まで一転して下落した。

 ユーロドルは下値が堅い。22時時点では1.0072ドルと20時時点(1.0058ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。米経済指標後に一時ドル買いが強まった場面では1.0044ドル付近まで下押ししたものの、その後は米金利の低下に伴って1.0076ドルの高値まで切り返した。

 ユーロ円は22時時点では139.58円と20時時点(139.51円)と比べて7銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇につれて円売り・ユーロ買いが進んだ。時間外のダウ先物が360ドル超高まで上昇幅を広げたこともあり、一時139.75円まで上値を伸ばした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.51円 - 139.13円
ユーロドル:1.0007ドル - 1.0076ドル
ユーロ円:138.75円 - 139.75円

(岩間)
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