東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下げ渋り

 15日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。17時時点では138.91円と15時時点(138.96円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。欧州勢の参入後は時間外の米10年債利回りが2.90%台まで低下し、ダウ先物も100ドル超安まで下落したことを受け、一時138.56円まで売りに押された。もっとも、16時以降に米金利の低下が一服し、ダウ先物が再びプラス圏に浮上すると138.90円台まで下値を切り上げた。

 ユーロ円は下値が堅い。17時時点では139.31円と15時時点(139.26円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。欧州長期金利の低下を背景に138.75円まで本日安値を更新したものの、一巡後は欧州金利の低下が一服したことにつれて下げ渋る展開に。欧州株式相場が高く始まったことも買い戻しを誘い、17時前には139.30円台まで切り返した。

 ユーロドルは17時時点では1.0028ドルと15時時点(1.0021ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。16時過ぎに1.0007ドルまで下押ししたが、一巡後は欧州金利の低下一服と歩調を合わせるように下げ止まった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.56円 - 139.13円
ユーロドル:1.0007ドル - 1.0041ドル
ユーロ円:138.75円 - 139.53円

(岩間)
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