ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では136.08円と22時時点(136.85円)と比べて77銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが一時2.72%台まで急低下すると全般ドル売りが先行。7月米PMI速報値は製造業こそ予想をわずかに上回ったものの、サービス部門は47.0と予想の52.6を大きく下回り、好況と不況の分かれ目とされる50を下回った。総合も47.5と予想の52.4を大幅に下回り、ドルの重しとなった。23時30分前に一時135.57円と8日以来2週間ぶりの安値を更新した。
 なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時106.11まで低下した。

 ユーロドルは堅調。24時時点では1.0229ドルと22時時点(1.0187ドル)と比べて0.0042ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下や低調な米経済指標をきっかけに全般ドル売りが活発化すると、一時1.0255ドルと日通し高値を更新した。

 ユーロ円はじり安。24時時点では139.21円と22時時点(139.41円)と比べて20銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落につれた売りが出て一時138.98円と本日安値を付けた。ただ、ユーロドルが上昇した影響も受けたため、下落のスピードは緩やかだった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.57円 - 137.96円
ユーロドル:1.0130ドル - 1.0255ドル
ユーロ円:138.98円 - 140.69円

(中村)
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