ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、もみ合い

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円はもみ合い。24時時点では138.09円と22時時点(138.06円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。22時過ぎに一時137.97円付近まで下押ししたものの、米10年債利回りが3.00%台まで低下幅を縮めると138.23円付近まで持ち直した。
 ただ、買い戻しの勢いは長続きしなかった。20-21日の日銀金融政策決定会合や26-27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)など、重要な金融イベントを控えて積極的に持ち高を傾ける展開にはならなかったようだ。
 なお、6月米中古住宅販売件数は年率換算で512万件と予想の536万件を下回ったが、目立った反応は見られなかった。

 ユーロドルは小動き。24時時点では1.0212ドルと22時時点(1.0210ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。明日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に大きな方向感は出にくく、1.02ドル台前半でのもみ合いに終始した。7月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)は▲27.0と予想の▲24.9を下回ったものの、相場の反応は限られた。

 ユーロ円は24時時点では141.03円と22時時点(140.96円)と比べて7銭程度のユーロ高水準だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.90円 - 138.37円
ユーロドル:1.0174ドル - 1.0273ドル
ユーロ円:140.61円 - 141.93円

(中村)
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