東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下落幅を大幅拡大

 28日の東京外国為替市場でドル円は下落幅を大幅に拡大。12時時点では135.36円とニューヨーク市場の終値(136.57円)と比べて1円21銭程度のドル安水準だった。136円台の戻りの鈍さが確認され下落が加速。「実需筋がまだ売り切れていない」(市場筋)との声も聞かれた。日経平均株価の上昇幅縮小も相まって一時135.11円と、6日以来の135円割れも意識される動きとなった。

 ユーロドルは底堅い。12時時点では1.0205ドルとニューヨーク市場の終値(1.0200ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル急落が支援となりユーロ高・ドル安方向へ動いた。一時1.0215ドルと、小幅ながら本日朝方からのレンジ上限を広げた。

 ユーロ円は軟調。12時時点では138.13円とニューヨーク市場の終値(139.31円)と比べ1円18銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の急落による円買いに引っ張られ、クロス円は全般的に円高推移。ユーロ円の下振れは137.92円と、13日以来の安値水準まで進んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.11円 - 136.58円
ユーロドル:1.0181ドル - 1.0215ドル
ユーロ円:137.92円 - 139.41円

(関口)
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