欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、軟調

 28日の欧州外国為替市場でドル円は軟調。22時時点では134.70円と20時時点(135.58円)と比べて88銭程度のドル安水準だった。4-6月米国内総生産(GDP)速報値は前期比年率0.9%減と市場予想(0.5%増)を下回り、2四半期連続のマイナス成長、景気後退(リセッション)入りとなった。米長期金利の低下とともにドル売りが強まり、一時134.55円と6月27日以来の安値を更新した。

 ユーロドルは買い戻し。22時時点では1.0163ドルと20時時点(1.0134ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ高水準だった。欧州時間からの流れを引き継いで一時1.0114ドルまで下押し。昨日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見を受けた上昇分をほぼ吐き出す格好となった。ただ、米GDPの発表後は全般にドル売りが進んだ影響から1.0170ドル台まで切り返した。

 ユーロ円は軟調。22時時点では136.91円と20時時点(137.40円)と比べて49銭程度のユーロ安水準だった。世界的な景気減速懸念が高まるなか、一時136.71円までリスク回避の売りに押された。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.55円 - 136.58円
ユーロドル:1.0114ドル - 1.0234ドル
ーロ円:136.71円 - 139.41円

(岩間)
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