東京外国為替市場概況・12時 ドル円、戻り鈍い

 29日の東京外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。12時時点では134.29円とニューヨーク市場の終値(134.27円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。日経平均株価の続伸や時間外取引の米10年債利回り上昇スタートを受けた戻りは一巡。週末・月末の実質ゴトー(5・10)日における仲値公示に向けた実需のドル買い収束後は、本邦輸出勢が背景とされる断続的な売りに圧迫された。中国株がマイナス圏へ沈むなかじり安となり、朝方につけた安値134.24円に一時並んだ。

 ユーロ円も重い動き。12時時点では136.92円とニューヨーク市場の終値(136.90円)と比べ2銭程度のユーロ高水準だった。ドル円と同様に円高方向へ傾斜。137円割れ水準で推移した。

 ユーロドルは小動き。12時時点では1.0196ドルとニューヨーク市場の終値(1.0197ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。対円でドルが伸び悩むなか、1.0204ドルまで小幅にユーロ高・ドル安方向へ動く場面もあった。しかし、さらにレンジを広げるような動きにならなかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.24円 - 134.68円
ユーロドル:1.0189ドル - 1.0204ドル
ユーロ円:136.84円 - 137.33円

(関口)
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