ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、失速

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は失速。24時時点では133.66円と22時時点(134.06円)と比べて40銭程度のドル安水準だった。強い米インフレ指標を受けて改めて米利上げ期待が高まると米中長期金利の上昇とともにドルが全面高となり、一時134.59円付近まで値を上げた。ただ、朝方の高値134.68円には届かず一巡後は米10年債利回りが一転低下に転じたため戻り売りが優勢に。一時133.50円台まで失速した。

 ユーロドルは下値が堅い。24時時点では1.0195ドルと22時時点(1.0177ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。米金利上昇に伴ってドル高が進むと一時1.0146ドルと本日安値を付けた。ただ、米長期金利の一転低下でドル円が失速すると1.0204ドル付近まで切り返した。

 ユーロ円は24時時点では136.28円と22時時点(136.43円)と比べて15銭程度のユーロ安水準だった。ドル絡みの取引が中心となったため、ユーロ円自体は136円台前半を中心に方向感が出ていない。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:132.51円 - 134.68円
ユーロドル:1.0146ドル - 1.0254ドル
ユーロ円:135.55円 - 137.33円


(越後)
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