東京外国為替市場概況・17時 ドル円、戻りが鈍い

 1日午後の東京為替市場で、ドル円は戻りが鈍い。17時時点では132.55円と15時時点(132.55円)と比べて横ばいだった。東京タイム昼過ぎに132.70円まで戻し、その後も132.50円台から戻りをうかがう動きが続いていたが失速。反発力の鈍さを嫌気して、132.10円付近まで下押す場面もあった。「モデル系ファンドに円売りポジションを解消する動きがある」(市場筋)との声も聞かれた。

 ユーロドルは底堅い。17時時点では1.0229ドルと15時時点(1.0216ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。対円でドルが軟化するなか、ユーロドルは東京タイム午前につけた1.0241ドルに並ぶ水準まで一時上昇した。18時までに発表となったユーロ圏各国の製造業PMI改定値は市場予想比で強弱まちまちだった。

 ユーロ円は本日安値圏で上下。17時時点では135.59円と15時時点(135.41円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の円高推移に連れて一時135.17円前後と、東京タイム午前につけた135.15円に接近。しかし、ドル円の下押し一服と、ユーロドルの底堅さが支えとなり下げ渋った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.07円 - 133.56円
ユーロドル:1.0205ドル - 1.0241ドル
ユーロ円:135.15円 - 136.34円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。