東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下落一服

 2日午後の東京外国為替市場でドル円は下落が一服。15時時点では130.65円と12時時点(130.67円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。12時過ぎに130.90円台まで買い戻されるも、一巡後は再び下値を試す展開に。弱いアジア株や反発力が強まらない米長期金利の動きを眺めながら、再び130.50円を割り込んだ。もっとも午前中につけた日通し安値130.41円には届かずに反発。15時前には130.70円付近まで戻している。

 なお豪ドルは豪準備銀行(RBA)の金融政策発表後に売られた。豪ドル/ドルは0.70ドル前半から0.6950ドルまで、豪ドル円が91円後半から5月27日以来の安値となる90.79円まで下落した。
 RBA理事会はこの日、政策金利を現行1.35%から1.85%に引き上げることを決定。利上げ幅は予想通り。声明では、金融正常化が一段と進んだとの認識を示した。更なる引き締めも示唆したが、あらかじめ設定された道筋にあるわけではないとの文言を追加。声明がハト派的と受けとめられて豪ドル売りが優勢となった。

 ユーロ円は上値が重い。15時時点では134.13円と12時時点(134.26円)と比べて13銭程度のユーロ安水準だった。12時半頃に134円半ばまで持ち直すも、一巡後は株安を眺めながら下値を試す展開に。豪ドル円の下げにもつれて、134.02円まで日通し安値を更新した。

 ユーロドルはもみ合い。15時時点では1.0267ドルと12時時点(1.0274ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円は下げた一方、ユーロ豪ドルは強含み、クロスに挟まれて方向感がでなかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.41円 - 131.75円
ユーロドル:1.0256ドル - 1.0294ドル
ユーロ円:134.02円 - 135.23円


(小針)
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