NY株見通し-もみ合いか 経済指標は7月ISM非製造業PMIなど

 今晩のNY市場はもみ合いか。昨日はペロシ米下院議長が台湾を訪問し、米中間の緊張が高まったことや、複数の米連邦準備理事会(FRB)高官から利上げについてタカ派的発言が相次いだことが嫌気され、主要3指数がそろって2日続落した。CMEのフェド・ウォッチが示す9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げ確率は前日の29%から40%に上昇した。今晩の取引では、週末発表の米7月雇用統計を控えて様子見姿勢が強まることが予想されるなか、台湾を巡る地政学リスクや9月FOMCでの大幅利上げ見通しが引き続き上値の圧迫要因となりそうだ。金融政策を巡っては今晩もFRB高官の発言が多数予定されており、発言内容が注目される。
 今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、7月ISM非製造業PMIや、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の講演など。企業決算は寄り前にCVSヘルス、リジェネロン・ファーマ、モデルナ、引け後にイーベイなどが発表予定。(執筆:8月3日、14:00)
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