4日香港株=続伸か、米株式相場の反発が支え 中間決算に注目

 4日の香港市場は前日の米株高の流れを引き継いで続伸か。3日発表の米経済指標が総じて強い結果となったことで米国の景気後退(リセッション)への懸念が和らぎ、投資家が運用リスクを取りやすくなるだろう。中国はペロシ米下院議長の台湾訪問に反発し、台湾を取り囲む海域と空域で大規模な軍事演習を実施しているが、市場では一段と強い対抗措置への警戒感がひとまず後退したもよう。

 決算発表や業績見通しを受けた活発な個別物色が続くと予想する。きょうはハンセン指数の構成銘柄となっている長江和記実業(00001)、長江実業集団(01113)、九龍倉置業地産(01997)が2022年6月中間決算を発表する。

 3日のNY株式相場は主要3指数がそろって3日ぶりに大幅反発した。7月ISM非製造業総合指数(PMI)が予想を上回り、米景気の底堅さが意識された。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)、英金融大手のHSBC(00005)が香港終値を上回って引けた。
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