NY株見通し-底堅い展開か 経済指標は新規失業保険申請件数など

 今晩のNY市場は底堅い展開か。昨日は総じて良好な企業決算や強い6月、7月の経済指標を受けて景気後退(リセッション)懸念が和らぎ主要3指数がそろって3日ぶりに大幅反発した。ダウ平均は416ドル上昇し、ほぼ先週末水準を回復。S&P500とナスダック総合は週初来でそれぞれ0.60%高、2.24%高となり、ともにプラス圏に浮上した。S&P500は6月7日以来の水準を回復し、6月16日に付けた終値での直近安値からは13.3%高となった。今晩の取引では前日の大幅高で目先の利益を確定する動きや、週末発表の米7月雇用統計を控えた様子見姿勢の強まりが予想される一方、リセッションへの警戒感の後退が支援となり、底堅い展開が期待できそうだ。
 今晩の米経済指標・イベントは、6月貿易収支、新規失業保険申請件数、メスター米クリーブランド連銀総裁発言など。企業決算は寄り前にイーライリリー、コノコ・フィリップス、シグナ、引け後にアムジェンなどが発表予定。(執筆:8月4日、14:00)
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