東京外国為替市場概況・17時 ドル円、底堅い

 4日午後の東京為替市場で、ドル円は底堅い。17時時点では134.15円と15時時点(134.06円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。アジアタイムに底堅く推移した後を受け、欧州勢は円売りを先行させて参入。134.30円までじり高となった。中国が台湾の東の海域に向けて複数のミサイルを発射と伝わり、米10年債利回りが2.73%台から一時2.71%付近へ低下すると134円割れとなる場面もあった。しかし、ほどなく134円台を回復し、ドル高・円安方向へ戻した。

 ユーロドルは小幅高。17時時点では1.0178ドルと15時時点(1.0163ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りの低下によるドル軟化を支えに、1.016ドル台を中心としたもみ合いレンジを上回った。1.0186ドルまで上昇したが、対円でドルが持ち直すと、ユーロドルはやや上値が重くなった。

 ユーロ円は底堅い。17時時点では136.55円と15時時点(136.24円)と比べて31銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の円安推移に連動後、ドル円が伸び悩む場面でもユーロドルの上昇が支えとなった。136.66円まで上値を伸ばした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.43円 - 134.30円
ユーロドル:1.0155ドル - 1.0186ドル
ユーロ円:135.65円 - 136.66円

(関口)
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