ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、下落一服

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下落が一服した。2時時点では132.54円と24時時点(132.10円)と比べて44銭程度のドル高水準だった。米・中長期金利が低下幅を縮小したことを受け、1時前に132.68円まで反発した。
 なお討議に参加したエバンス米シカゴ連銀総裁の発言が伝わっており、7月米消費者物価指数(CPI)の結果について、インフレに関して初めてのポジティブな数値と述べた。しかしながら「インフレ率は容認できないほど高い」とし、「FRBは今年と来年、利上げを行うと予想」との見解を示した。

 ユーロドルは伸び悩み。2時時点では1.0324ドルと24時時点(1.0354ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ安水準だった。24時過ぎにつけた1.0368ドルを頭に1.0320ドル割れまで売り戻された。米金利の下げ幅縮小や、ユーロクロスの弱い動きも重しとなったようだ。

 ユーロ円は上値が重い。2時時点では136.87円と24時時点(136.81円)と比べて6銭程度のユーロ高水準。ドル円が戻り高値をつけたタイミングで137.10円台までつれ高となるも、その後は他ユーロクロスの弱さに歩調を合わせた。
 ユーロポンドは0.8429ポンド、ユーロ豪ドルが0.4527豪ドルまで日通し安値を更新し、ユーロスイスフランも0.9710フラン割れまで弱含んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.03円 - 135.30円
ユーロドル:1.0202ドル - 1.0368ドル
ユーロ円:136.62円 - 138.40円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。