ニューヨーク外国為替市場概況・8日 ドル円、小反落
8日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小反落。終値は134.95円と前営業日NY終値(135.01円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが2.73%台まで低下したことを受けて円買い・ドル売りが先行。週明け早朝取引で付けた安値134.86円を下抜けて、23時30分前に一時134.36円と日通し安値を付けた。ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げて、5時前には135.11円付近まで持ち直す場面があった。
本日は主要な米経済指標の発表もなく、新規の手掛かり材料に乏しかったため大きな方向感が出なかった。市場では「今週10日に発表される7月米消費者物価指数(CPI)を前に動きづらい展開だった」との指摘もあった。
ユーロドルは小反発。終値は1.0197ドルと前営業日NY終値(1.0183ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下に伴うドル売りが先行すると、欧州時間の高値1.0215ドルを上抜けて一時1.0222ドルと日通し高値を付けた。
ただ、買い戻しはあくまでポジション調整の域を出ず長続きしなかった。欧州経済の減速懸念が根強い中、5日の米雇用統計発表前の水準である1.0230ドル台手前で失速。ユーロスイスフランなどユーロクロスの下落につれた売りも相場の重しとなり、1.0185ドル付近まで下押しする場面があった。
ユーロ円は小幅ながら5日続伸。終値は137.64円と前営業日NY終値(137.51円)と比べて13銭程度のユーロ高水準。ドル円の下落につれた売りが先行すると一時137.07円と本日安値を付けたものの、6時前には137.69円付近まで持ち直した。
本日の参考レンジ
ドル円:134.36円 - 135.58円
ユーロドル:1.0159ドル - 1.0222ドル
ユーロ円:137.07円 - 137.93円
(中村)
本日は主要な米経済指標の発表もなく、新規の手掛かり材料に乏しかったため大きな方向感が出なかった。市場では「今週10日に発表される7月米消費者物価指数(CPI)を前に動きづらい展開だった」との指摘もあった。
ユーロドルは小反発。終値は1.0197ドルと前営業日NY終値(1.0183ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下に伴うドル売りが先行すると、欧州時間の高値1.0215ドルを上抜けて一時1.0222ドルと日通し高値を付けた。
ただ、買い戻しはあくまでポジション調整の域を出ず長続きしなかった。欧州経済の減速懸念が根強い中、5日の米雇用統計発表前の水準である1.0230ドル台手前で失速。ユーロスイスフランなどユーロクロスの下落につれた売りも相場の重しとなり、1.0185ドル付近まで下押しする場面があった。
ユーロ円は小幅ながら5日続伸。終値は137.64円と前営業日NY終値(137.51円)と比べて13銭程度のユーロ高水準。ドル円の下落につれた売りが先行すると一時137.07円と本日安値を付けたものの、6時前には137.69円付近まで持ち直した。
本日の参考レンジ
ドル円:134.36円 - 135.58円
ユーロドル:1.0159ドル - 1.0222ドル
ユーロ円:137.07円 - 137.93円
(中村)