ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、強含み

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は強含み。4時時点では132.87円と2時時点(132.54円)と比べて33銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが前日比でプラスを回復し、同2年債利回りも低下幅を縮小するのを眺めてドルの下値を切り上げる展開に。カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の「FF金利は年末に3.9%、来年末に4.4%を見込む」などの発言が伝わるとドル買い戻しが進み、一時133.07円を付けた
 なおミネアポリス連銀総裁は、「インフレへの勝利宣言には程遠い」とし、「来年初めに利下げするとの見方は現実的ではない」との見解も示した。

 ユーロドルは上値が重い。4時時点では1.0303ドルと2時時点(1.0324ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円と同様に米金利の動きに追随し、1.0300ドルまでユーロ売りドル買い戻しが進行した。

 ユーロ円は4時時点では136.93円と2時時点(136.87円)と比べて6銭程度のユーロ高水準。2時台に136.70円割れまで再び売られるも、日通し安値136.62円には届かず反発。ドル円が133円台を回復したあたりでは、137.16円までつれ高となった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.03円 - 135.30円
ユーロドル:1.0202ドル - 1.0368ドル
ユーロ円:136.62円 - 138.40円


(小針)
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