ロンドン為替見通し=ユーロドル、本日と明日のNYカットOP1.0300ドルが値動き抑制か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、重要な経済指標や要人講演の予定がないことで、本日と明日のNYカットオプション1.0300ッドルのマグネット効果で動きづらい展開が予想される。
米国7月の消費者物価指数が前年比+8.5%に留まったことで、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅が0.75%ではなく、0.50%に留まる可能性が高まっており、ユーロドルの買い戻しに繋がっている。しかしながら、9月20-21日のFOMCまでには、7月のPCE総合価格指数、8月の雇用統計と消費者物価指数の発表が控えており、予断を許さない状況が続くことになる。
また、ユーロ買い材料としては、ロシアが操業を停止していた原油パイプラインの再開が挙げられる。
ロシアは、8月4日からウクライナ経由でハンガリー、スロバキア、チェコに原油を輸送するドルジバ・パイプラインの操業を8月4日から停止していたが、輸送料支払いを巡る問題が解決した模様で、原油輸送の再開を表明している。しかしながら、ロシアは天然ガスのパイプライン「ノルド・ストリーム1」を通じた天然ガス供給を削減したままとなっており、欧州がエネルギー危機に直面する可能性は依然として高いままであり、ユーロの上値を抑える要因となっている。
ユーロドルの中長期的なテクニカル分析では、「ヘッド・アンド・ショルダー」の完成により下落トレンドを形成中となっている。下値目処は、1.3993ドルから1.0341ドルまでの▲0.3652ドルの下げ幅を、1.2349ドルから下げた0.8697ドルとなっている。
攻防の分岐点は2017年1月の安値1.0341ドルであり、昨日は1.0368ドルまで反発したものの、終値ベースでは下回っていることで、下値リスクが高い状況には変わりない。
想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、8月10日の高値の1.0368ドル、ユーロ円は一目・基準線の137.86円。
想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・転換線の1.0246ドル、ユーロ円は一目・転換線の135.90円。
(山下)
米国7月の消費者物価指数が前年比+8.5%に留まったことで、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅が0.75%ではなく、0.50%に留まる可能性が高まっており、ユーロドルの買い戻しに繋がっている。しかしながら、9月20-21日のFOMCまでには、7月のPCE総合価格指数、8月の雇用統計と消費者物価指数の発表が控えており、予断を許さない状況が続くことになる。
また、ユーロ買い材料としては、ロシアが操業を停止していた原油パイプラインの再開が挙げられる。
ロシアは、8月4日からウクライナ経由でハンガリー、スロバキア、チェコに原油を輸送するドルジバ・パイプラインの操業を8月4日から停止していたが、輸送料支払いを巡る問題が解決した模様で、原油輸送の再開を表明している。しかしながら、ロシアは天然ガスのパイプライン「ノルド・ストリーム1」を通じた天然ガス供給を削減したままとなっており、欧州がエネルギー危機に直面する可能性は依然として高いままであり、ユーロの上値を抑える要因となっている。
ユーロドルの中長期的なテクニカル分析では、「ヘッド・アンド・ショルダー」の完成により下落トレンドを形成中となっている。下値目処は、1.3993ドルから1.0341ドルまでの▲0.3652ドルの下げ幅を、1.2349ドルから下げた0.8697ドルとなっている。
攻防の分岐点は2017年1月の安値1.0341ドルであり、昨日は1.0368ドルまで反発したものの、終値ベースでは下回っていることで、下値リスクが高い状況には変わりない。
想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、8月10日の高値の1.0368ドル、ユーロ円は一目・基準線の137.86円。
想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・転換線の1.0246ドル、ユーロ円は一目・転換線の135.90円。
(山下)