ロンドン為替見通し=明日の独ZEW景況感指数を待つムードも

 ロンドンタイムは、序盤に7月独卸売物価指数(WPI)の発表があるものの、消費者物価指数(CPI)などよりも動意につながりにくいだろう。明日16日にインフレ指標と同様に欧州経済の行方をみる上で注目となる景気関連指標の8月独ZEW景況感指数が発表予定であり、その結果を待ちたい市場参加者もいそうだ。

 独ZEW景況感指数は、より注目度の高い独Ifo企業景況感指数や、購買担当者景気指数(PMI)の先行指標と位置付けられる。前回6月分は-53.8と非常に弱い結果となった。今回は反動の動きで回復するとの見方もあるが、レベル感が大きく変えるほどの強気な予想は聞かれない。ロシアからの天然ガス供給の停滞を嫌気した弱いセンチメントの改善が示されるか、市場は様子見ムードかもしれない。

・想定レンジ上限
 ユーロドルの上値めどは、先週末12日高値1.0327ドル。

・想定レンジ下限
 ユーロドルの下値めどは、日足一目均衡表・基準線1.0160ドル。

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。