ロンドン為替見通し=7月の独CPIとユーロ圏消費者信頼感指数に要注目か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、欧州の天然ガス価格動向を注視しながら、7月のユーロ圏消費者信頼感指数確定値やドイツ消費者物価指数(CPI)速報値に注目する展開が予想される。
ユーロ圏の天然ガス価格や物価が上昇基調にあることで、7月のユーロ圏消費者信頼感指数確定値のネガティブサプライズ、そして明日発表される7月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値の先行指標となるドイツ7月の消費者物価指数のネガティブサプライズに警戒することになる。
7月独消費者物価指数(CPI)速報値は前月比+0.6%と6月の前月比+0.1%から上昇、前年比+7.4%と6月の前年比+7.6%から低下が見込まれている。7月後半の天然ガス価格の上昇により、予想を上回るネガティブサプライズに警戒しておきたい。
米系金融機関が、ユーロ圏が7-9月期からマイナス成長に転落して、年末から来年に向けてリセッション(景気後退)に陥るとの見通しを公表しており、ユーロの上値を重くしている。また、今月、欧州中央銀行(ECB)理事会が政策金利を引き上げたものの、2008年と2011年の7月の利上げの後、秋に利下げを余儀なくされたことから、今回も、スタグフレーション、リセッションなどにより、利下げに追い込まれる可能性も警戒されている。
想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、7月26日の高値の1.0250ドル、ユーロ円は一目・転換線の140.23円。
想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、7月27日の安値の1.0097ドル、ユーロ円は7月12日の安値の137.03円。
(山下)
ユーロ圏の天然ガス価格や物価が上昇基調にあることで、7月のユーロ圏消費者信頼感指数確定値のネガティブサプライズ、そして明日発表される7月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値の先行指標となるドイツ7月の消費者物価指数のネガティブサプライズに警戒することになる。
7月独消費者物価指数(CPI)速報値は前月比+0.6%と6月の前月比+0.1%から上昇、前年比+7.4%と6月の前年比+7.6%から低下が見込まれている。7月後半の天然ガス価格の上昇により、予想を上回るネガティブサプライズに警戒しておきたい。
米系金融機関が、ユーロ圏が7-9月期からマイナス成長に転落して、年末から来年に向けてリセッション(景気後退)に陥るとの見通しを公表しており、ユーロの上値を重くしている。また、今月、欧州中央銀行(ECB)理事会が政策金利を引き上げたものの、2008年と2011年の7月の利上げの後、秋に利下げを余儀なくされたことから、今回も、スタグフレーション、リセッションなどにより、利下げに追い込まれる可能性も警戒されている。
想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、7月26日の高値の1.0250ドル、ユーロ円は一目・転換線の140.23円。
想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、7月27日の安値の1.0097ドル、ユーロ円は7月12日の安値の137.03円。
(山下)