NY株見通しー半導体株を中心に底堅い展開か

 今晩のNY市場は底堅い展開か。昨日は決算や経済指標をにらんでもみ合ったが、ダウ平均はわずかにプラス圏で終了し、S&P500とナスダック総合もともに小幅に上昇して終了した。週初からではダウ平均が0.70%高、S&P500が0.08%高とプラス圏を回復し、ナスダック総合は下落率を0.63%に縮小した。

 引け後の動きではアプライド・マテリアルズが予想を上回る決算や強い見通しが好感され、時間外で1.7%高となった。今晩は重要な経済指標の発表はないものの、アプライド・マテリアルズの好決算を受けた半導体株の堅調が予想されることから、底堅い展開が期待できそうだ。一方、主要3指数が6月中旬の安値から大きく反発したことで目先の利益を確定する動きや、S&P500が長期トレンドラインの200日移動平均線に接近していることなどが上値の圧迫要因となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントはバーキン米リッチモンド連銀総裁発言など。企業決算は寄り前にディアが発表予定。(執筆:8月19日、14:00)
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