NY株見通し-ホーム・デポ、ウォルマートの決算発表に注目
今晩のNY市場は大手小売株の決算に注目。昨日は中国や米国の経済指標の悪化を受けて下落してスタートしたものの、生活必需品、コミュニケーション、一般消費財株が上昇し、主要3指数がそろって続伸して終了した。ダウ平均は151.39ドル高(+0.45%)と4日続伸し、4月20日以来、約4カ月ぶりに長期トレンドラインの200日移動平均線を上回った。ただ、6月下旬からの上昇は「弱気相場」におけるリリーフ・ラリーとの見方も強く、企業業績の見通しや景気後退(リセッション)の可能性、インフレのピークアウト時期、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースの見通しなどをにらんだ展開が予想される。企業業績を巡っては寄り前に小売り大手のホーム・デポとウォルマートの決算発表が予定されており、インフレの業績への影響に注目が集まる。
今晩の米経済指標・イベントは7月住宅着工件数、7月鉱工業生産など。企業決算は寄り前にホーム・デポ、ウォルマート、引け後にアジレント・テクノロジーなどが発表予定。(執筆:8月16日、14:00)
今晩の米経済指標・イベントは7月住宅着工件数、7月鉱工業生産など。企業決算は寄り前にホーム・デポ、ウォルマート、引け後にアジレント・テクノロジーなどが発表予定。(執筆:8月16日、14:00)