NY株見通し-翌日の米7月CPI発表を控え、様子見か

 今晩のNY市場は様子見か。昨日は上昇してスタートしたものの、半導体のエヌビディアが業績警告を発表したことで、ダウ平均が上昇幅を大きく縮小し、S&P500とナスダック総合は小幅に下落して終了。今後の利上げペースの見通しを巡り、米7月消費者物価指数(CPI)の発表を水曜日に控えていることも様子見姿勢を強めた。今晩の取引では先週末の米7月雇用統計が強い結果となったことで、景気後退(リセッション)懸念が和らいだことが引き続き下値支援材料となることが期待される一方、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.75%の大幅利上げ予想が強まった。金融政策の見通しを巡り、翌日発表の7月CPI待ちの展開となりそうだ。
 今晩の米経済指標・イベントは7月NFIB中小企業楽観度指数など。企業決算は寄り前にラルフ・ローレン、トランスダイム、引け後にウェルタワー、ウィン・リゾーツなどが発表予定。(執筆:8月9日、14:00)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。