欧州マーケットダイジェスト・19日 英以外株安・金利上昇・ドル高・仮想通貨急落
(19日終値:20日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=136.80円(19日15時時点比△0.60円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=137.39円(△0.06円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0043ドル(▲0.0039ドル)
FTSE100種総合株価指数:7550.37(前営業日比△8.52)
ドイツ株式指数(DAX):13544.52(▲152.89)
10年物英国債利回り:2.411%(△0.101%)
10年物独国債利回り:1.230%(△0.128%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
7月独生産者物価指数(PPI)
前月比 5.3% 0.6%
6月ユーロ圏経常収支(季調済) 42億ユーロの黒字 69億ユーロの赤字・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは軟調。ユーロ圏の深刻なエネルギー危機が警戒される中、高インフレによる域内の景気悪化が意識されやすく、全般ユーロ売りが先行した。足もとで米連邦準備理事会(FRB)高官らがインフレに対する懸念を表明していることも引き続きドル買いを促し、1時30分前に一時1.0033ドルと7月15日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。なお、市場では「欧州で天然ガス価格が再び高騰する中、熱波や水不足でガス以外の発電余力低下も意識されている」との声が聞かれた。
・ドル円は底堅い動き。前日に続き、本日もFRB当局者からインフレ抑制に向け利上げを継続する必要があるとの発言が伝わったことで米金利の上昇とドル買いが進んだ。24時前には一時137.23円と7月27日以来の高値を更新した。なお、米10年債利回りは2.9960%前後と7月21日以来約1カ月ぶりの高水準を付けた。
バーキン米リッチモンド連銀総裁はこの日、「FRBはインフレを目標の2%に回帰させるため、あらゆる措置を講じる」などと発言。また、「正常に戻るのに、経済活動が痛ましくなる必要はない」としながらも、「リセッションを引き起こしたとしても、インフレを抑制しなければならない」との考えを示した。
・ポンドドルは軟調だった。今週発表の7月英消費者物価指数(CPI)が上振れたことで、高インフレと金融引き締めによる英景気の後退懸念が意識されてポンド売りが出た。一時1.1792ドルと7月14日以来の安値を付けた。市場では「下サイドには目立ったサポートがなく、2020年3月20日に付けた安値1.1412ドルを目指す動きとなる可能性がある」との声が聞かれた。
・ユーロ円は上値が重い。ドル円の上昇につれた買いが入り一時137.96円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値を切り下げた。エネルギー価格の高騰がユーロ圏の景気を冷やすとの見方が根強い中、ユーロドルの下落につれた売りが出て137.30円付近まで下押しした。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは急落した。対ドルでは一時2万1270ドル前後まで下落したほか、対円では292万円台まで売られた。他の仮想通貨も大きく値を下げた。市場関係者からは「金融政策の方向を巡り不確実性が高まっていることが背景と言われているものの、実際のところは不明。突然の売りを浴びた」との声が聞かれた。
・ロンドン株式相場は小幅ながら続伸。高インフレと金融引き締めによる英景気の後退懸念が意識されて売りが出た半面、外国為替市場でポンド安が進むと、ポンド安の恩恵を受けやすい多国籍企業を中心に買いが入り相場を下支えした。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株の一角に買いが入ったほか、BPやシェルなどエネルギー株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は反落。ユーロ圏の深刻なエネルギー危機が警戒される中、高インフレによる域内の景気悪化が意識されやすく、株売りにつながった。市場では「記録的な熱波が欧州の景気を締め付けるとの警戒感が高まっている」との声が聞かれた。個別ではドイツ銀行(4.19%安)やメルセデス・ベンツ(3.73%安)、ボノビア(3.71%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。7月独生産者物価指数(PPI)が予想を大幅に上回ると、インフレ懸念が強まり独国債に売りが出た。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=136.80円(19日15時時点比△0.60円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=137.39円(△0.06円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0043ドル(▲0.0039ドル)
FTSE100種総合株価指数:7550.37(前営業日比△8.52)
ドイツ株式指数(DAX):13544.52(▲152.89)
10年物英国債利回り:2.411%(△0.101%)
10年物独国債利回り:1.230%(△0.128%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
7月独生産者物価指数(PPI)
前月比 5.3% 0.6%
6月ユーロ圏経常収支(季調済) 42億ユーロの黒字 69億ユーロの赤字・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは軟調。ユーロ圏の深刻なエネルギー危機が警戒される中、高インフレによる域内の景気悪化が意識されやすく、全般ユーロ売りが先行した。足もとで米連邦準備理事会(FRB)高官らがインフレに対する懸念を表明していることも引き続きドル買いを促し、1時30分前に一時1.0033ドルと7月15日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。なお、市場では「欧州で天然ガス価格が再び高騰する中、熱波や水不足でガス以外の発電余力低下も意識されている」との声が聞かれた。
・ドル円は底堅い動き。前日に続き、本日もFRB当局者からインフレ抑制に向け利上げを継続する必要があるとの発言が伝わったことで米金利の上昇とドル買いが進んだ。24時前には一時137.23円と7月27日以来の高値を更新した。なお、米10年債利回りは2.9960%前後と7月21日以来約1カ月ぶりの高水準を付けた。
バーキン米リッチモンド連銀総裁はこの日、「FRBはインフレを目標の2%に回帰させるため、あらゆる措置を講じる」などと発言。また、「正常に戻るのに、経済活動が痛ましくなる必要はない」としながらも、「リセッションを引き起こしたとしても、インフレを抑制しなければならない」との考えを示した。
・ポンドドルは軟調だった。今週発表の7月英消費者物価指数(CPI)が上振れたことで、高インフレと金融引き締めによる英景気の後退懸念が意識されてポンド売りが出た。一時1.1792ドルと7月14日以来の安値を付けた。市場では「下サイドには目立ったサポートがなく、2020年3月20日に付けた安値1.1412ドルを目指す動きとなる可能性がある」との声が聞かれた。
・ユーロ円は上値が重い。ドル円の上昇につれた買いが入り一時137.96円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値を切り下げた。エネルギー価格の高騰がユーロ圏の景気を冷やすとの見方が根強い中、ユーロドルの下落につれた売りが出て137.30円付近まで下押しした。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは急落した。対ドルでは一時2万1270ドル前後まで下落したほか、対円では292万円台まで売られた。他の仮想通貨も大きく値を下げた。市場関係者からは「金融政策の方向を巡り不確実性が高まっていることが背景と言われているものの、実際のところは不明。突然の売りを浴びた」との声が聞かれた。
・ロンドン株式相場は小幅ながら続伸。高インフレと金融引き締めによる英景気の後退懸念が意識されて売りが出た半面、外国為替市場でポンド安が進むと、ポンド安の恩恵を受けやすい多国籍企業を中心に買いが入り相場を下支えした。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株の一角に買いが入ったほか、BPやシェルなどエネルギー株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は反落。ユーロ圏の深刻なエネルギー危機が警戒される中、高インフレによる域内の景気悪化が意識されやすく、株売りにつながった。市場では「記録的な熱波が欧州の景気を締め付けるとの警戒感が高まっている」との声が聞かれた。個別ではドイツ銀行(4.19%安)やメルセデス・ベンツ(3.73%安)、ボノビア(3.71%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。7月独生産者物価指数(PPI)が予想を大幅に上回ると、インフレ懸念が強まり独国債に売りが出た。
(中村)