ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、軟調

 22日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは軟調。24時時点では0.9966ドルと22時時点(1.0006ドル)と比べて0.0040ドル程度のユーロ安水準だった。天然ガスなどエネルギー供給の先行き不透明感が強く、欧州景気の悪化を懸念したユーロ売り・ドル買いが優勢となった。24時前には一時0.9960ドルまで下落し、7月14日に付けた年初来安値0.9952ドルに迫った。
 26日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演に注目が集まる中、市場では「FRB当局者らがジャクソンホールでタカ派的なスタンスを改めて示す」との見方が広がっており、ドル買いを誘った面もある。なお、米10年債利回りは一時3.0164%前後と7月21日以来約1カ月ぶりの高水準を付けた。

 ドル円は伸び悩み。24時時点では137.19円と22時時点(137.18円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。対ユーロ中心にドル買いが進んだ流れに沿って一時137.38円付近まで上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値137.44円手前で伸び悩んだ。

 ユーロ円は戻りが鈍い。24時時点では136.73円と22時時点(137.26円)と比べて53銭程度のユーロ安水準。22時前に137.32円付近まで下げ渋ったものの、24時前には136.69円付近まで押し戻された。ユーロドルの下落につれた売りが出た。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:136.70円 - 137.44円
ユーロドル:0.9960ドル - 1.0047ドル
ユーロ円:136.61円 - 137.95円


(中村)
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