ニューヨーク外国為替市場概況・23日 ドル円、6日ぶり反落
23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は6営業日ぶりに反落。終値は136.77円と前営業日NY終値(137.48円)と比べて71銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが3.0740%前後と7月21日以来約1カ月ぶりの高水準を付けると円売り・ドル買いが先行。21時30分過ぎに一時137.64円付近まで値を上げた。
ただ、その後発表された8月米製造業・サービス部門PMI速報値や7月米新築住宅販売件数、8月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想より弱い内容となったことが分かると一転ドル売りが優勢に。前日の安値136.70円や節目の136円を下抜けて、一時135.82円まで値を下げた。
もっとも、19日の安値135.72円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。2年債入札後に米10年債利回りが再び上昇に転じたことも相場を下支えして、136.89円付近まで持ち直した。
ユーロドルは4日ぶりに反発。終値は0.9970ドルと前営業日NY終値(0.9943ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ高水準だった。この日の発表の米経済指標が軒並み低調な結果だったことが伝わると米金利の低下とともにドル売りが先行。23時過ぎに一時1.0018ドルと日通し高値を更新した。
ただ、前日の高値1.0047ドルが目先レジスタンスとして意識されると0.9960ドル付近まで上値を切り下げた。米長期金利が上昇に転じたことも相場の重し。天然ガスなどエネルギー供給の先行き不透明感が強く、ユーロ圏景気の減速懸念からユーロ売りが出やすい面もあった。
なお、欧州序盤には一時0.9901ドルと2002年12月以来の安値を付ける場面があった。
ユーロ円は続落。終値は136.35円と前営業日NY終値(136.70円)と比べて35銭程度のユーロ安水準。ただ、NY市場に限ればドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。22時30分過ぎに一時137.06円と本日高値を付けたものの、23時過ぎには135.89円付近まで下押ししている。
本日の参考レンジ
ドル円:135.82円 - 137.71円
ユーロドル:0.9901ドル - 1.0018ドル
ユーロ円:135.74円 - 137.06円
(中村)
ただ、その後発表された8月米製造業・サービス部門PMI速報値や7月米新築住宅販売件数、8月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想より弱い内容となったことが分かると一転ドル売りが優勢に。前日の安値136.70円や節目の136円を下抜けて、一時135.82円まで値を下げた。
もっとも、19日の安値135.72円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。2年債入札後に米10年債利回りが再び上昇に転じたことも相場を下支えして、136.89円付近まで持ち直した。
ユーロドルは4日ぶりに反発。終値は0.9970ドルと前営業日NY終値(0.9943ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ高水準だった。この日の発表の米経済指標が軒並み低調な結果だったことが伝わると米金利の低下とともにドル売りが先行。23時過ぎに一時1.0018ドルと日通し高値を更新した。
ただ、前日の高値1.0047ドルが目先レジスタンスとして意識されると0.9960ドル付近まで上値を切り下げた。米長期金利が上昇に転じたことも相場の重し。天然ガスなどエネルギー供給の先行き不透明感が強く、ユーロ圏景気の減速懸念からユーロ売りが出やすい面もあった。
なお、欧州序盤には一時0.9901ドルと2002年12月以来の安値を付ける場面があった。
ユーロ円は続落。終値は136.35円と前営業日NY終値(136.70円)と比べて35銭程度のユーロ安水準。ただ、NY市場に限ればドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。22時30分過ぎに一時137.06円と本日高値を付けたものの、23時過ぎには135.89円付近まで下押ししている。
本日の参考レンジ
ドル円:135.82円 - 137.71円
ユーロドル:0.9901ドル - 1.0018ドル
ユーロ円:135.74円 - 137.06円
(中村)