ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、急落

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は急落。24時時点では136.26円と22時時点(137.51円)と比べて1円25銭程度のドル安水準だった。22時45分発表の8月米製造業・サービス部門PMI速報値に続き、7月米新築住宅販売件数や8月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想より弱い内容となったことを受けて全般ドル売りが先行。前日の安値136.70円や節目の136円を下抜けて、一時135.82円まで値を下げた。米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重し。

 ユーロドルは反発。24時時点では0.9987ドルと22時時点(0.9923ドル)と比べて0.0064ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米経済指標が相次いだことでユーロ買い・ドル売りが優勢になると、23時過ぎに一時1.0018ドルと日通し高値を更新した。
 ただ、前日の高値1.0047ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。天然ガスなどエネルギー供給の先行き不透明感が強く、ユーロ圏景気の減速懸念からユーロ売りが出やすい面もあった。

 ユーロ円は売買が交錯。24時時点では136.08円と22時時点(136.46円)と比べて38銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入り137.06円と日通し高値を付けたものの、ドル円の下落につれた売りが出ると135.89円付近まで押し戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.82円 - 137.71円
ユーロドル:0.9901ドル - 1.0018ドル
ユーロ円:135.74円 - 137.06円

(中村)
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