NY株見通し-引き続き神経質な展開か

 今晩のNY市場は神経質な展開か。昨日は週末のジャクソンホール会議を控え、積極的な利上げ継続への警戒感が続いた。ナスダック総合はほぼ横ばいで終了したものの、前日に643ドル安となったダウ平均は、154.02ドル安、S&P500も0.22%安となり、ともに3日続落した。7月に記録的な大幅反発となった主要3指数は、8月は月初来でダウ平均が0.20%高、S&P500が0.04%安、ナスダック総合が0.08%安とそろって小幅な動きにとどまっている。今晩の取引でもジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演待ちの展開が続くことが予想され、経済指標などをにらんで引き続き神経質な展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、7月耐久財受注、7月中古住宅販売仮契約指数など。企業決算は、引け後にールスフォース、エヌビディアなどが発表予定。(執筆:8月24日、14:00)
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