NY株見通し-神経質な展開か 経済指標は7月新築住宅販売件数、8月製造業・サービス業PMI速報値など
今晩のNY市場は神経質な展開か。昨日は26日のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控え、10年債利回りが3.02%台に上昇したことで、ハイテク株を中心に幅広い銘柄が下落。ダウ平均は643.13ドル安と大幅続落し、S&P500とナスダック総合もともに2%超の大幅下落となった。個人投資家の投機的な買いで大きく上昇したAMCエンターテイメントが40%超暴落したこともセンチメントの悪化につながった。引け後の動きでは好決算を発表したパロ・アルト・ネットワークスが時間外で8%超上昇した一方、通期見通しを引き下げたズーム・ビデオが時間外で8%超下落した。今晩は昨日の大幅安の反動高が期待されるものの、週末のジャクソンホール会議を控えた様子見姿勢が強まることが予想されるほか、長期金利の動向や企業決算発表などをにらんで神経質な展開となりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは8月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値、7月新築住宅販売件数など。企業決算は寄り前にメーシーズ、メドトロニック、引け後にインチュイット、ノードストロームなどが発表予定。(執筆:8月23日、14:00)
今晩の米経済指標・イベントは8月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値、7月新築住宅販売件数など。企業決算は寄り前にメーシーズ、メドトロニック、引け後にインチュイット、ノードストロームなどが発表予定。(執筆:8月23日、14:00)