ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、伸び悩み

 29日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは伸び悩み。24時時点では0.9982ドルと22時時点(1.0008ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ安水準だった。欧州の天然ガス価格の下落を受けて、エネルギー価格高騰によるユーロ圏景気の減速懸念がやや和らぐと、一時1.0029ドルと日通し高値を更新した。
 ただ、NY勢が本格参入する時間帯に入ると徐々に上値を切り下げた。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出て一時0.9982ドル付近まで下押しした。

 クロス円はしっかり。米国株相場が下げ幅を縮めたタイミングで、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退し円売り・外貨買いが優勢となった。ポンド円は一時162.58円、カナダドル円は106.62円、豪ドル円は95.88円、NZドル円は85.37円まで値を上げた。

 ドル円は底堅い動き。24時時点では138.73円と22時時点(138.50円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇に伴う買いが入り、一時138.77円付近まで強含んだ。

 ユーロ円は若干伸び悩んだ。24時時点では138.49円と22時時点(138.62円)と比べて13銭程度のユーロ安水準。22時前に一時138.84円と7月28日以来約1カ月ぶりの高値を付けたものの、そのあとは138.46円付近まで上げ幅を縮めた。ユーロドルの伸び悩みにつれた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.37円 - 139.00円
ユーロドル:0.9914ドル - 1.0029ドル
ユーロ円:137.03円 - 138.84円


(中村)
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