30日香港株=米株安を受けて軟調か、様子見ムードも

 30日の香港市場は前日の米株安を受けて軟調に推移するか。29日のNY株式相場は続落。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め長期化見通しや米長短金利の上昇が引き続き株式相場の重しとなった。先週金曜日のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長のタカ派的発言を受けて1008米ドル安となったダウ平均は184.41米ドル安(-0.57%)と続落。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.67%安、1.02%安と2日続落して終了した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、BYD(01211)が香港終値を上回って引けた半面、テンセント(00700)やアリババ集団(09988)が下回って引けている。

 また、今週はあす31日に中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、9月1日に財新中国製造業PMI、2日に米雇用統計の発表がそれぞれ控えており、結果を見極めようと様子見ムードが広がる可能性もある。一方、中国で新型コロナウイルスの感染が高止まりしていることも引き続き懸念材料。深セン市では感染拡大を防ぐため、市内を通る地下鉄6路線24駅の一時閉鎖を決めており、相場の重しとなりそうだ。
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