24日香港株=続落か、米国の株安と長期金利上昇を嫌気

 24日の香港市場は、前日の米株安を引き継いで続落して始まるか。米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを続けるとの懸念から、売りが先行しそうだ。米長期金利の上昇も嫌気されるだろう。米10年物国債利回りは、23日に一時3.07%と約1カ月ぶりの高水準を付けた。パウエルFRB議長が26日に米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で行う講演を前に、内容を見極めたい投資家が売買を見送る展開がありそうだ。

 決算発表がピークを迎え、業績を手掛かりとする個別物色が中心の相場展開が予想される。きょうはハンセン指数構成銘柄の中国海外発展(00688)、石薬集団(01093)、中国蒙牛乳業(02319)、農夫山泉(09633)が2022年6月中間決算を発表する。

 23日のNY株式相場は、ダウ平均とS&P500がともに3日続落。ハイテク株主体のナスダック総合は0.002%安とほぼ横ばいで終了した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。アジア保険会社のAIAグループ(01299)や中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)が香港終値を下回った半面、アリババの同業のJDドットコム(09618)、英金融大手のHSBC(00005)が上回って引けた。
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