23日香港株=米株安を受けて軟調か、決算発表ピークで個別物色も

 23日の香港市場は前日のNY市場が下落した流れを引き継ぎ軟調に推移するか。22日のNY株式相場は大幅続落。長期金利の上昇が続いたことでハイテク・グロース株を中心に幅広い銘柄が下落した。26日のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控え、積極的な利上げ継続への警戒感が高まる中、米10年債利回りは先週末の2.98%台から3.02%台に上昇。1週間前からでは0.23%の大幅上昇となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)が香港終値を上回って引けた半面、AIAグループ(01299)やテンセント(00700)、アリババ集団(09988)などが下回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を60ポイント超下回って寄り付くことになる。

 一方、香港では6月中間決算の発表がピークを迎えており、業績を手掛かりに個別物色の動きが強まりそうだ。きょうは安踏体育用品(02020)や中国平安保険(02318)、JDドットコム(09618)、小鵬汽車(09868)などが発表を予定している。
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