15日香港株=堅調か、米インフレ懸念が後退 中国の主要経済指標に注目

 週明け15日の香港市場は堅調か。前週末のNY市場でダウ平均は3日続伸し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反発した。12日に発表された7月の米輸入物価指数など米物価指標が軒並みインフレ圧力の低下を示し、インフレがピークアウトしたとの見方が広がった。連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの期待から、香港市場でも買いが入りやすくなるだろう。米長期金利の低下でハイテク株など高PER株が物色される可能性がある。

 中国本土できょうの日本時間午前11時に鉱工業生産、小売売上高など7月の主要経済指標が発表される。内容によっては相場の波乱要因となり得る。一方、12日に発表された7月の金融統計は、マネーサプライM2が市場予想を上回った半面、融資増加額と社会融資総量が予想を下回った。

 決算発表シーズンに入り、業績や見通しを手掛かりとした売買が引き続き活発になりそうだ。きょうは理想汽車(02015)、舜宇光学科技(02382)などが決算を発表する予定。
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