16日香港株=米株高を受けて堅調か、中国の利下げ期待も

 16日の香港市場は前日の米株高を好感して堅調に推移するか。15日のNY株式相場は続伸。朝方は中国の経済指標が悪化したことや米国でも8月ニューヨーク連銀製造業業況指数がプラス予想に反してマイナス圏に低下したことが嫌気され軟調にスタートしたものの、売り一巡後は買いが優勢となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、ホンコン・チャイナガス(00003)やHSBC(00005)が香港終値を下回って引けた半面、JDドットコム(09618)やアリババ集団(09988)が上回って引けた。

 前日発表された中国の7月の主要経済指標は、小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資がいずれも市場予想を下回る結果となったが、中国政府が景気を下支えするために最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)を引き下げるとの期待も高まっており、一定の支えとなりそうだ。ただ、米国では17日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公表される予定で、内容を見極めようと様子見ムードが広がる可能性がある。
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