ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドル、買い戻し

 30日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは買い戻し。2時時点では1.0023ドルと24時時点(0.9989ドル)と比べて0.0034ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇を手掛かりしたドル買いが一巡すると、1.0030ドル台まで買い戻しが入った。ナーゲル独連銀総裁が「ECBは景気後退の恐れから利上げを遅らせるべきではない」などの見解を示すなか、ECBの大幅利上げ観測を意識したユーロ買いの動きが強まった。

 ドル円は買いが一服。2時時点では138.69円と24時時点(138.89円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。24時前に139.07円まで上昇したものの、その後はドル買いの流れが一服したことに伴って138.60円台まで伸び悩んだ。
 なお、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は「長期的には中立的な水準よりも高い金利を設定する必要がある」と述べた一方、次回の利上げ幅については「全体的なデータ次第」として具体的な言及を避けた。

 ユーロ円はしっかり。2時時点では139.01円と24時時点(138.74円)と比べて27銭程度のユーロ高水準だった。全般にユーロ買いが強まった流れに沿って、一時139.22円まで本日高値を更新。また、他のユーロクロスも軒並み堅調推移となった。ユーロカナダドルは原油先物価格が急落した影響もあり、1.3135カナダドルまでユーロ高・カナダドル安が進んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.05円 - 139.07円
ユーロドル:0.9982ドル - 1.0055ドル
ユーロ円:138.26円 - 139.22円

(岩間)
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