31日香港株=売り先行か、欧米の金融引き締めを警戒

 31日の香港市場は、前日の米株安の流れを引き継いで売りが先行か。米国や欧州の中央銀行高官からタカ派的発言が相次いだことで、高金利が長期間続き、金融引き締めによって世界景気が減速するとの警戒感が強まるだろう。ただ、前日のハンセン指数は続落して終値が心理的節目の20000ポイントを割り込んだだけに、自律的反発を見込む買いが一定の下支えとなりそうだ。

 決算発表を受けた個別物色が引き続き活発となるだろう。中国国家統計局がきょうの寄り付き後に発表する製造業購買担当者景気指数(PMI)が注目の材料。結果によっては市場の波乱要因になる。

 30日のNY株式相場は、ダウ平均などの主要3指数がそろって3日続落した。同日の香港株のADRは総じて下落した。大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)などが香港終値を下回って引けた。
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