東京外国為替市場概況・8時 ドル円、急騰

 7日の東京外国為替市場でドル円は急騰。8時時点では143.34円とニューヨーク市場の終値(142.80円)と比べて54銭程度のドル高水準だった。NY引け後に142.71円まで下押すも、昨日からの地合いの強さは継続。本邦勢が参入するにつれて再び上値を試す展開となり、昨日高値143.07円を超えると一気に143.55円まで値を上げた。流動性が薄く、その後は143円前半から半ばで荒い値動きが続いている。
 約24年ぶりの円安ドル高を更新し続けるなか、本邦当局の見解が注目される。

 ユーロ円は堅調。8時時点では141.85円とニューヨーク市場の終値(141.43円)と比べて42銭程度のユーロ高水準だった。ドル円に追随する形で昨日高値141.76円を超えると、142.06円まで上げ足を速めた。
 その他、ポンド円は165.25円、豪ドル円が96.63円、カナダドル円も109.13円まで外貨高・円安が進んだ。

 ユーロドルは8時時点では0.9896ドルとニューヨーク市場の終値(0.9904ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇に影響されて0.9892ドルまで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.71円 - 143.55円
ユーロドル:0.9892ドル - 0.9910ドル
ユーロ円:141.37円 - 142.06円


(小針)
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