東京外国為替市場概況・10時 ドル円、いったん頭打ち

 7日の東京外国為替市場でドル円はいったん頭打ち。10時時点では143.09円とニューヨーク市場の終値(142.80円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。8時前に約24年ぶり高値143.55円をつけた急上昇の後を受け、持ち高調整が出たもよう。一時143円の節目を割り込み、142.94円前後まで下押した。

 ユーロ円は伸び悩み。10時時点では141.52円とニューヨーク市場の終値(141.43円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。高値更新の動きとなったドル円に連れた円安推移が一巡し、日経平均株価の大幅反落もあってリスク回避傾向。141.48円前後まで円買い戻しとなった。リスクに敏感なオセアニア通貨もさえず。豪ドル円は96.04円、NZドル円が86.04円までオセアニア通貨安・円高に傾いた。

 ユーロドルも重い。10時時点では0.9890ドルとニューヨーク市場の終値(0.9904ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。軟調な株価動向をにらみ、リスク回避のドル買いで一時0.9884ドルまでユーロ安・ドル高となった。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.71円 - 143.55円
ユーロドル:0.9884ドル - 0.9910ドル
ユーロ円:141.37円 - 142.06円

(関口)
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