東京外国為替市場概況・12時 ドル円、再び高値更新

 7日の東京外国為替市場でドル円は再び高値更新。12時時点では143.69円とニューヨーク市場の終値(142.80円)と比べ89銭程度のドル高水準だった。調整を一巡させると買いの流れが復活。朝方につけた143.55円を上抜けた。上昇の勢いを加速させ、約24年ぶりの高値圏で143.73円まで上値を伸ばした。鈴木財務相の「為替の急速な変動は好ましくない」、松野官房長官の「このような動き継続する場合には、必要な対応とりたい」などの発言も伝わったが歯止めになっていない。

 ユーロ円は底堅い。12時時点では142.03円とニューヨーク市場の終値(141.43円)と比べて60銭程度のユーロ高水準だった。反落スタートだった中国株のプラス転換は、クロス円のリスク回避圧力を緩和。ドル円の円売りの影響も支援に、ユーロ円は142.08円までレンジ上限を広げた。

 ユーロドルは戻りが鈍い。12時時点では0.9884ドルとニューヨーク市場の終値(0.9904ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロドルには対円でのドル上昇が重しとなり、0.9978ドルまで下値を探った。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.71円 - 143.73円
ユーロドル:0.9878ドル - 0.9910ドル
ユーロ円:141.37円 - 142.08円

(関口)
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