欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、下げ渋り

 16日の欧州外国為替市場でユーロドルは下げ渋り。20時時点では0.9985ドルと17時時点(0.9956ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ高水準だった。ポンドドルへの連れ安が一巡。0.9990ドル近辺へ戻した。ポンドドルは1985年3月以来の安値1.1351ドルをつけた後は下げ渋り、1.1410ドル台まで水準を回復した。

 ユーロ円は小戻し。20時時点では143.00円と、17時時点(142.82円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドル下げ渋りが支えとなり、142.65円の安値から143円台へ反発。しかし、欧州株がマイナス推移を続けていることや、ドル円の重い推移に連動した円買いが動きを鈍らせ、143円割れへ押し戻される場面もあった。

 ドル円は軟調。20時時点では143.20円と17時時点(143.44円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。下げ渋ったポンドやユーロに対するドルの相対的な重さが影響。欧州株の弱い動きも圧迫要因となり、143.15円前後へ下押した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.83円 - 143.69円
ユーロドル:0.9945ドル - 1.0012ドル
ユーロ円:142.65円 - 143.55円

(関口)
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