東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、売り優勢

 21日午後の東京外国為替市場でユーロ円は売り優勢。17時時点では142.49円と15時時点(143.29円)と比べて80銭程度のユーロ安水準だった。ウクライナ情勢激化への懸念から経済・地理的に影響の大きい欧州通貨に対して売り圧力が強まり、一時141.93円まで値を下げた。もっとも、その後は急ピッチで値を下げた反動もあり、142.50円台まで下値を切り上げる場面も見られた。

 ユーロドルは戻りが鈍い。17時時点では0.9910ドルと15時時点(0.9950ドル)と比べて0.0040ドル程度のユーロ安水準だった。欧州通貨を中心に全般リスク回避の売りが強まるなか、一時0.9885ドルまで下押し。6日につけた年初来安値0.9864ドル手前では売りも一服したが、その後も戻りは限られた。

 ドル円は売りが一服。17時時点では143.74円と15時時点(143.96円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。クロス円がリスク回避の売りに押されたことにつれて143.35円まで本日安値を更新。もっとも、一巡後はダウ先物が一時プラス圏を回復したことなどを支えに143.70円台まで買い戻しが入った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.35円 - 144.08円
ユーロドル:0.9885ドル - 0.9977ドル
ユーロ円:141.93円 - 143.60円

(岩間)
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