NY為替見通し=FOMC利上げで米金利・ドル高想定も、その後の動きは株価次第
NYタイムは、注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表が控えている。市場は政策金利引き上げ幅0.75%を見込んでいる。結果通りなら一次的な反応として米金利引き上げの流れ継続を受けた米金利上昇・ドル買いが進むとみる。しかし、材料を織り込んでいったん動きが一巡すれば、米金利上昇による景気や株価動向への悪影響も想定した伸び悩みに転じそう。
ロシア・ウクライナ関連の地政学リスクが高まっていることも気掛かりで、リスク回避的な債券買い(金利低下)圧力となる。リスク回避のドル買いが一定の支えとなる面はあるが、ドル円が素直に上伸しにくい一因となりそうだ。
一部で1.00%利上げへの思惑があることも、予想通りの0.75%利上げへとどまった際に伸び悩む流れを誘いやすい。一方、ややサプライズの1.00%利上げとなった場合は、米金利やドルの上振れが強まるとみる。ドル円は、約24年ぶりとなる145円乗せを目指す動きとなりそうだ。経済・金利見通し強弱も関係してくるだろう。ただ、その際も米株の動向や露・ウクライナ情勢が、その後の米金利やドル円上昇の継続性を左右すると予想される。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは1998年8月以来、約24年ぶりに回復する節目145.00円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、昨日20日安値142.94円。
(関口)
ロシア・ウクライナ関連の地政学リスクが高まっていることも気掛かりで、リスク回避的な債券買い(金利低下)圧力となる。リスク回避のドル買いが一定の支えとなる面はあるが、ドル円が素直に上伸しにくい一因となりそうだ。
一部で1.00%利上げへの思惑があることも、予想通りの0.75%利上げへとどまった際に伸び悩む流れを誘いやすい。一方、ややサプライズの1.00%利上げとなった場合は、米金利やドルの上振れが強まるとみる。ドル円は、約24年ぶりとなる145円乗せを目指す動きとなりそうだ。経済・金利見通し強弱も関係してくるだろう。ただ、その際も米株の動向や露・ウクライナ情勢が、その後の米金利やドル円上昇の継続性を左右すると予想される。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは1998年8月以来、約24年ぶりに回復する節目145.00円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、昨日20日安値142.94円。
(関口)