今日の株式見通し-軟調か ダウ平均は3万ドルを割り込み年初来安値を更新

 東京市場は軟調か。米国株は22日、23日と連日で下落。ダウ平均は22日に107ドル安、23日に486ドル安となり、23日は29590ドルで取引を終えた。米国の金融引き締め長期化観測から景気後退懸念が高まり、FOMC通過後も株式を売り込む流れが続いた。原油価格が調整色を強めており、NY原油は1バレル=80ドルを割り込んでいる。為替市場では、22日の夕方に政府と日銀が為替介入を実施したことで、鋭角的にドル円が円高に振れる場面があった。足元では143円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて615円安の26415円、ドル建てが605円安の26425円で取引を終えた。

 ダウ平均は終値で3万ドルを割り込み、年初来安値を更新した。FRBのタカ派姿勢を再確認して米長期金利の上昇基調が続いており、日本株は大きく水準を切り下げると予想する。値がさ株やハイテク株が強烈に嫌われる地合いが想定され、為替介入実施で外需も全般的に買いづらい。原油安で市況関連も手掛けづらく、安心して買えるものが少ない状況。日経平均は先週、直近安値を下回り、チャート形状も悪化した。八方ふさがりの様相が強まる中、指数主導で下を試しに行くことになるだろう。日経平均の予想レンジは26400円-26900円
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