海外マーケットトピック-FRB当局者、市場変動注視もインフレ抑制を最優先

<市場動向>
・米国株式市場-NYダウは329ドル安と5日続落 ナスダックは0.6%安 
・米債券市場-10年物国債利回りは3.92%と上昇
・NY原油先物-11月限の終値は前営業日比2.03ドル高の1バレル=76.71ドル
・NY金先物-12月限は前営業日22.2ドル安の1トロイオンス=1633.4ドル
・CME225先物-大阪取引所比で上昇 26335円で引け
・VIX指数-32.26へ上昇 急ピッチの金利上昇に伴う景気悪化を警戒

<海外経済指標>
・9月独Ifo企業景況感指数 84.3、予想 87.0

<海外の要人発言>※時間は日本時間
・26日16:17 デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁
「ユーロ圏の成長率は、第3四半期から第4四半期にかけて減速する見通し」
「追加利上げの幅や回数は、データ次第」
「インフレがより多くの製品に広がっている」
・26日22:04 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「インフレは依然としてあまりにも高すぎる」
「前途多難だ」
「インフレ圧力の上昇はユーロ安も後押ししている」
「今後複数回の理事会での追加利上げを見込む」
「今後数四半期で経済活動が大幅に減速するだろう」
「インフレのリスクは主に上向き」
「インフレが目標に達しない場合、追加の措置を講じる必要がある」
「金利の正常化が完了したら、量的引き締め(QT)を検討する」
・26日23:06 コリンズ米ボストン連銀総裁
「米経済は緩やかな減速という目標を達成することが可能」
「米経済は著しい減速を避けられると楽観している」
「インフレが低下している明確で説得力のある兆しが重要」
「インフレ率を下げるには、雇用の伸びが鈍化し、失業率が幾分高くなる必要がある」
「2022年の米成長は大幅に鈍化する見通し」
「来年も経済成長は鈍化するだろう」
「インフレはピークに達したか、もしくは近い可能性」
・27日00:36 ベイリー英中銀(BOE)総裁
「BOEは金融市場の動向を非常に注意深く監視している」
「次回MPCで、政府の発表による需要とインフレへの影響、およびポンドの下落について完全な評価を行い、それに応じて行動する予定」
「MPCはその権限に沿って、中期的にインフレ率を2%の目標に戻すために、必要に応じて金利を変更することを躊躇しない」
・27日01:14 ボスティック米アトランタ連銀総裁
「問題は、英国での出来事が欧州経済をどのように弱体化させ、米国により多くの圧力を与えるかということだ」
「インフレが抑制されるまで、金融市場は不安定になる」
「英国での出来事は、景気後退の可能性の見通しに役立たない」
・27日02:27 ローガン米ダラス連銀総裁
「インフレは高すぎる」
「FRBはインフレを目標の2%に下げることに重点を置いている」

<一般ニュース>
・FRB当局者、市場変動注視もインフレ抑制を最優先=ロイター
・NY外為市場-ポンド/ドル最安値、英経済対策巡る懸念で=ロイター
・OECD、世界経済はウクライナ情勢で動揺-追加利上げ見込む=BBG
・ラガルド総裁、ECBは金利正常化を完了した段階でのみQTを議論へ=BBG
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