東京外国為替市場概況・15時 ドル円、弱含み

 30日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。15時時点では144.48円と12時時点(144.67円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。午前の上昇で昨日高値の144.80円に届かなかったこともあり、上値の重さを意識した売りに押される展開となった。後場の日経平均株価が一時610円超安まで下げ幅を拡大するなか、144円台半ばまで弱含む場面も見られた。

 ユーロドルは強含み。15時時点では0.9824ドルと12時時点(0.9809ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが低下に転じた影響もあり、0.9800ドル付近から0.9830ドル台までやや買いが入った。また、ポンドドルも午前につけた1.1071ドルを安値に1.11ドル台半ばまで再び下値を切り上げた。

 ユーロ円は下値が堅い。15時時点では141.95円と12時時点(141.92円)と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。株安を嫌気して一時141.63円の安値まで下げたものの、その後はユーロドルの上昇につれて142円台まで下値を切り上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.31円 - 144.77円
ユーロドル:0.9795ドル - 0.9844ドル
ユーロ円:141.63円 - 142.29円

(岩間)
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